講座7 複式教育~指導計画から授業実践~

5月21日、鶴居村立下幌呂小学校を会場に、複式教育の講座を開催しました。7名の方に参加していただき、充実した講座となりました。

午前中は、釧路教育局義務教育指導班の菅野裕介指導主事を講師に迎え、複式における授業づくりについて講義を行っていただきました。講義では、複式の授業においても、やはり「主体的・対話的で深い学びの実現」という視点をもつことを確認しました。また、複式学級における悩みについて、参加した先生方同士で話し合うことができたことも有意義でした。中学年の算数についての指導案を作成する演習も行い、小グループに分かれて検討しました。

午後は、3・4年生の授業を、柴田康吉先生に公開していただきました。3年生が7名、4年生が5名の授業でした。3年生と4年生が90度の黒板の配置で学習していたり、間接指導時に子ども達だけで交流を進め、直接指導に戻ってきた時に学習リーダーに報告してもらうなど明日からの授業作りのヒントになるような提示をしていただきました。

事後研では、交流においてホワイトボードを使うかノートを使うかということについての柴田先生の視点やリーダーカード等の下幌呂小学校がこれまで積み上げてきた実践などについても教えていただきました。

参加者の方からは、5月という早い段階で授業を参観できることができて良かった、など、大変好評でした。

R1 講座2 学校全体で支える特別支援教育(川湯中 出前講座)

 北海道教育大学釧路校 二宮信一教授をお招きし実施しました。
 川湯中学校職員のみならず、町内外から多くの受講者がありました。
 児童生徒の発達状況と、教師を含めた周囲のサポート環境は、刻々と変化し、それにあわせて個別の支援計画も見直す必要があることを改めて認識しました。また、個別の長期・短期目標の設定の仕方や、ソーシャルスキルトレーニングの実際について学ぶことができました。

講座10 コンピュータ講座

12月3日(月曜日)白糠町立白糠小学校におきまして釧研特別講座「プログラミング教育」を実施しました。管内・市内から14名のご参加をいただき、ありがとうございました。

講座では,5学年の総合的な学習の時間を使ったプログラミング教育の公開授業とプログラミング教育の進め方の説明の2本立てで行いました。

公開授業では児童が「Scratch」を使ってプログラミングを行い,LEDを点灯させる基礎的な学習の後,交通信号機の動作を自分で考えてプログラミングする「プログラミング的思考」を育む課題に取り組みました。

後半には,プログラミング教育の実施に向けたスケジュールや準備,留意すべき事項などの説明があり,参加者からもさまざまな質問が投げかけられました。

 

釧路管内学校教育研究大会 弟子屈大会が開催されました。

釧路管内学校教育研究大会が10月2日(火曜日)弟子屈町で開催されました。

弟子屈小学校、弟子屈中学校、川湯小学校、川湯中学校の各学校を授業会場として5つの授業が公開され、それに事務部会、養護部会を加えた7つの部会で研究協議が開催されました。

今年度、弟子屈町研では

  • 適切な目標設定・学習評価の充実
  • 学びの質の向上
  • 外国語・英語
  • 道徳
  • 特別支援教育

という部会を設定し、研究に取り組んできました。新たな切り口での研究の成果を検証する有意義な研究協議となり、大会は成功裏に終了いたしました。

ご参加・ご協力下さった三百余名の教職員および来賓のみなさま、本当にありがとうございました。

指導案はこちらのページにございますのでご活用ください。

 

 

講座4 できる!図工・美術基礎講座~鑑賞指導を中心に~ 報告

平成30年6月21日(木)下幌呂小学校において、図工・美術基礎講座を実施しました。4名のみなさんに参加をいただき、ありがとうございました。

本講座は、鑑賞指導として、指導書に付属してくる「アー トカード」を用いた実践でした。「アートカード」は、その存在と有用性に気づけば、非常に役立つ教材であることがわかりました。公開授業では、児童が楽しみながら、作品の共通点や相違点、表現の工夫に気づいていました。参加者からも「図工の鑑賞の研修は、初めてで、なかなか見る機会がないので大変勉強になった」「自校でも使い方を広めたい」など、充実した講座となりました。

    

講座2 学校全体で支える特別支援教育(厚岸町)出前講座 終了報告

平成30年11月1日(木)厚岸小学校にて「学校全体で支える特別支援教育」の講座を行いました。今回は新学習指導要領と教育課程編成について、また、自立活動の計画についてお話していただきました。資料、説明がとても分かりやすく、これまで教師自身が取り組んできたことについて児童生徒を思い浮かべながら振り返ることができました。14名の受講者の方々から「自立活動の考え方についてスッキリできました。」「将来という視点をもって児童生徒がより成長できるよう、見直しをしていきたいです。」「最近の特別支援教育について学ぶことができ、大変良かったです。」など、日々の指導につながる声が多く寄せられました。

講座9 ミニ道研 カリキュラム・マネジメント 主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善

午前は「カリキュラム・マネジメント」、午後は「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」の講座」でした。

午前は、「子ども一人ひとりの発達をどのように支援するのか」を柱に、自校や地域の課題を念頭におき、グランドデザインの構想について学びました。午後の「主体的・対話的・深い学び」にも直接関係することであり、目指す子どもの姿を共有しながらグランドデザインを練っていく大切さを学ぶことができました。

午後は、①各教科等の「見方・考え方」を働かせ、学習過程を重視した授業の充実を図ること、②単元や題材など内容や時間のまとまりを見通して、指導計画をデザインすること について、協議を行いました。単元レベル→具体的な児童の姿→本時レベルといった思考の流れで、参加者の方々も「主体的に」協議されていました。

講座6 複式教育~指導計画から授業実践~

6月27日、標茶町立塘路小学校を会場に、複式教育の講座を開催しました。 生憎の雨の中、6名の方に参加していただき、充実した講座となりました。

午前中は、釧路教育局義務教育指導班の佐々木慶典指導主事を講師に迎え、複式における授業づくりについて講義を行っていただきました。講義の中で、基本的な授業構成だけでなく、わたり・ずらしの有効な方法や教材開発について具体的にお話しいただきました。ペアでの演習も行い、どのように指導案を作るのか、参加者の方々に実際に話し合いもしていただきました。

午後は、3・4年生の授業を、森和香先生に公開していただきました。3年生が2名、4年生が1名という少人数での授業でした。効果的な課題の提示によって、2名でも話し合いが成立するという場面や、1名でも教師とのやり取りによって思考を深めることができるという場面を提示していただきました。

事後研では、授業の中での質疑応答だけでなく、その他の教科での複式授業をどう行うのかを森先生に教えていただきました。理科の教材では、領域の同じものを年間計画に位置付けたり、活動する場を共有して活動を行ったりなど、より具体的な方策も提示されました。

参加者の方からは、すぐに使えそうなお話を聞けて良かったという意見や、複式の授業を参観できる機会はあまりないのでとても有意義だったという意見や、新しい気づきがあったという意見など、好意的なものが多く、好評でした。

講座1 学校全体で支える特別支援教育

5月9日、釧路町において、講座1「学校全体で支える特別支援教育」を開催しました。 当日は、釧路町研究大会の中で、北海道教育大学釧路校の二宮信一教授を迎え、特別支援に関わる講演を行っていただきました。

研究大会の日ということもあり、たくさんの皆さんに参加していただき、また、町外からも2名の方が参加していただきました。

講演の中では、インクルーシブ教育の基本的な考え方や、合理的な配慮を行うための例示や実際、また、自校に取り入れる際の方法など、具体的な方法や考え方を分かりやすく提示していただきました。部会協議の前ということもあり、短い時間となりましたが、とても今後の支援の示唆を頂ける内容となりました。

参加者の方の意見では、日々の指導に具体的に生かせる内容であった、というものや町研のようなたくさんの人が集まるところでこのような内容の講義が聞けることに意義があった、という意見や、LGBTなどのはっきり目を向けたことのない内容に触れられて良かったという意見、逆にもっと具体的な指導の方法を知りたいという方もいました。特別支援に関わる内容の関心の高さを窺える講座となりました。

講座5 研究部による授業

平成30年6月20日標茶小学校に「研究部による授業」の講座を行いました。今回は、標茶小学校の校内研修との抱き合わせで行う新しい形の講座となりましたが、51名という多くの参加がありました。

算数の少人数の4クラスの授業公開をしていただいたあと、事後研を行いました。「主体的・対話的な学び」についての明確な視点を持った話し合いの中で、活発な意見が交流され、時間いっぱいまで議論が続きました。参加者からは、「議論が活発に行われたので時間が足りなかった」や「4つの少人数クラスの実践がみられて参考になった」などの声があり、講座が充実したものであったことがうかがえました。