令和2年度 活動終了

今年度は、新型コロナウィルス感染症への対応のため、本研究所も例外なく活動を見直したり、縮小せざるを得ない状況でした。

新年度は中学校も新指導要領が完全実施され、新しい教育観のもと釧路管内の教育活動が展開されます。

それらに寄与できるよう活動して参りますので、新年度も釧路教育研究所(せんけん)をどうぞよろしくお願いいたします。

釧研所報 303号発行

303号では、釧路管内中学校の取り組みとして、浜中町立茶内中学校と厚岸町立厚岸中学校の公開研究会の様子を掲載しています。

また、新しい指導要領の完全実施に合わせて、本研究部の研究計画概要を掲載しています。

令和2年度 釧研スタート

 新型コロナ感染症拡大予防対応によって、各学校のみならず、釧研も同様に業務を執り行うことが難しい状況にありました。

 8月に第1回目の所員研修会を終え、ようやく釧研の事業をスタートすることができました。

 所報でもお伝えしていた通り、今年度は以下の点で昨年度と変更があります。

 ① 事業部 → 調査研究部 へ

釧研の研究理論や管内各町村立学校の実態に寄り添う形で、さまざまな教育課題について調査・研究して参ります。

 ② 釧研講座の休止

 年度は結果的にミニ道研を含むすべての研修講座の実施を見送りました。次年度以降は、ミニ道研のみの開催となります。

「必要な教育研究を」「釧路管内の教育のために」「無理のない範囲で」推進していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

R1_講座3 学校全体で支える特別支援教育(鶴居)

 鶴居村研とのタイアップによる出前講座でした

 インクルーシブ教育の捉え方の問題点から講座が始まりました。一つの範疇に子どもたちが収まっている(収めている)のではなく、境界ぎりぎりの内側・外側にちらばっている子たちをどのように支援していくのかという考え方が必要であると説いていました。

 また、子どもたちができないことを子どもたちのせいにするのではなく、「なぜなのか」「どのように支援したらできるのか」を、教師個々のレベルで収めるのではなく、学年・学校全体でしっかりと情報や考え方・支援の在り方を共有し、みんなで実践していくことが、チーム学校として取り組む特別支援教育になるのだと教わりました。

R1_講座8 防災

 令和元年6月7日(金)釧路工業高等専門学校にて「学校防災マニュアル~学校安全の中核となる教職員に~」の講座を行いました。内容は「地域の危険を知ろう」「教育機関としての学校の役割」「災害発生時の学校の役割」「防災における教育機関の役割」の4つです。 釧路管内は地震だけでなく様々な被害を伴う災害があり、昨年の北海道胆振東部地震による大規模停電を経験し、よりタイムリーな話題を提供いただきました。最後はある場面を想定した災害イメージトレーニングを行うことにより、防災について見つめたり自校マニュアルについて再考することができ、貴重な機会となりました。